2023. 10. 29
最近の動向について
最近の動向についてお伝えいたします。一番目立つのが、インフルエンザA型感染症です。小学生を中心に流行が目立っておりますが、抗インフルエンザ薬がとても有効です。タミフルが効果なかった患者さんは現時点では、一人だけです。次に診られる患者さんは、アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱、プール熱)の患者さんです。現在流行中のアデノウイルスは、熱が長い傾向にありますが、入院になられた患者さんは、いらっしゃいません。上記以外では、溶連菌感染症、ヒトメタニューモウイルス感染症、急性胃腸炎(ノロウイルスかロタウイルス)の患者さんが診られます。小児における新型コロナウイルス感染症の患者さんは、ここ2週間診られていません。子供達にとって、新型コロナウイルス感染症の患者さんは、軽症例が多いため、検査をしないために見過ごされているケースもあるかもしれません。
いつも申し上げておりますが、熱が3日以上続く際には医療機関を受診されることをお勧めいたします。
喘息の患者さんについてですが、咳や喘鳴等の喘息症状が診られている患者さんが増えてきました。いつも申し上げておりますように、咳が目立ってきた際には、休薬していた患者さんは、咳が出たら喘息薬をすぐに再開していただくようにお願いいたします。秋のような季節変わりの気候は、喘息症状がおこりやすいためお気をつけてください。 当院では、1300人を超える新型コロナウイルス感染症の患者さんを今まで診ました。 2023年5月8日から新型コロナウイルス感染症は、インフルエンザと同じ扱いとなりましたので、当院は、新型コロナウイルス感染症が、流行する前の医療体制に戻りました。熱のある患者さんは、新型コロナウイルス感染症流行前と同じように隔離診察室、もしくは熱ありの待合室で待っていただき、診療を実施しています。新型コロナ流行前と同じですので、この件に関しましては、ご了承、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 また、マスクの着用は、個人の判断でお願いいたします。当院では、マスクを着用していなくてもまったく問題ありません。同様に、当院の従業員も個人の判断で、マスクを着用している従業員、マスクを着用していない従業員がおりますこと、ご理解、ご了承のほどお願いいたします。 定期接種のワクチン(無料で接種できているワクチン)に関してですが、とても大事ですので、定期的に接種していただきたいと思います。致死的な病気を予防するためのワクチンですので、定期的に接種していただきたいです。院内感染予防はきちんと行なっておりますので、ご安心ください。
5月8日から新型コロナウイルス感染症の患者さんは、インフルエンザ感染症の患者さんと同様の扱いとなり、当院は、新型コロナ流行前と同じ診療体制に戻りました。熱のある患者さんは、熱ありの待合室か、隔離診察室にて待っていただいています。それでも、熱のある患者さんが多い場合には、隔離診察室の掃除に時間がかかるため、待ち時間が長くなっています。誠に申し訳ございませんが、ご理解、ご了承のほどお願いいたします。また、当院では、待合室と診察室の換気を常時行なっているため、室内の温度管理が難しくなっていることもご理解ください。誠に申し訳ございませんが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。