2023. 3. 6
最近の動向と休診について
最近の動向ですが、新型コロナウイルス感染症用の抗原検査やPCR検査で、当院でコロナウイルスが陽性となる患者さんの数は、だいぶ減ってきました。保育園でも、幼稚園でも、小・中学校、高校でも、減ってきております。当院では、1200人を超えるコロナウイルス感染症の患者さんを今まで診ましたが、5名程度の方が入院となられましたが、亡くなられた方、後遺症が残られた方はいらっしゃいません。熱が高いコロナ感染症の患者さんも診られますが、36時間から48時間以内に解熱している患者さんがほとんどです。まれに、熱が長引く方もいらっしゃいますが、基本的には、小児にとってオミクロン株のコロナウイルス感染症は、軽症の傾向にあると思います。
熱等のあるコロナ感染症疑いの患者さんは、隔離診察室等で診察、検査を実施しているため(院内感染を防ぐため)、診察後の掃除と換気に時間がかかっています。そのため、コロナ疑いの患者さんは待ち時間がとても長くなり、大変ご迷惑をおかけしております。院内感染を防ぐためにはどうしても重要なことですので、長い間お待たせして本当に申し訳ございませんが、ご了承、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 コロナウイルス感染症以外の病気としては、2月ごろは、インフルエンザウイルスA型の患者さんが、多かったのですが、3月になり、かなり減少傾向にあります。インフルエンザB型の感染者は現時点では、1名のみ診らました。そのため、インフルエンザA型には、タミフルが有効で、解熱も速く、インフルエンザで入院された患者さんは、現時点ではいらっしゃいません。上記以外の感染症としては、ノロウイルス感染症(急性胃腸炎の症状)が目立ちます。家族全員が罹られた場合もありますので、お気をつけてください。ヒトメタニューモウイルス感染症、RSV感染症は、ほとんど診られていません。まだ、推定の段階ですが、マイコプラズマ感染症の患者さんが少しだけ増えてくるかもしれません。いつも申し上げておりますが、熱が3日以上続く際には医療機関を受診されることをお勧めいたします。
喘息の患者さんについてですが、春らしい日もみられ、季節の変わり目が目立つようになってきましたので、喘息の症状が診られている患者さんが少し増えてきました。いつも申し上げておりますように、咳が目立って来た際には、休薬していた患者さんは、咳が出たら喘息薬をすぐに再開していただくようにお願いいたします。
休診のお知らせです。
3月27日(月曜)から3月29日(水曜)を休診とさせていただきます。当院職員の親睦会開催のためです。コロナウイルスとインフルエンザの流行で、いつも遅くまで働いてくれましたので、少し休息してもらいたいと考えました。大変、突然で申し訳ございませんが、なにとぞ、ご了承、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
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定期接種のワクチンに関しましては、とても大事ですので、定期的に接種していただきたいと思います。子供(乳児)にとってコロナウイルスよりも死亡率の高い細菌やウイルスは地球上にたくさんいます。それらを予防するためのワクチンですので、定期的に接種していただきたいです。院内感染予防はきちんと行なっておりますので、ご安心ください。
<<日本脳炎ワクチンについて>>
日本脳炎ワクチンの製造メーカーは、日本国内に2社ありますが、そのうち1社が製造を見合わせておりましたが、生産が再開されましたので、日本脳炎ワクチン接種が必要な患者さんは、制限なく自由に受けることができるようになりましたので、お伝えいたします。